「雑用や嫌な仕事ばかり押し付けられている気がする」
「女性ばかりの職場で男は一人しかおらず、辛い」
「なぜか女性同士のトラブルに巻き込まれやすい」
このようなことで、悩んでいる男性薬剤師は少なくありません。
薬剤師業界は、どうしても女性の職員が多く、男性は肩身の狭い思いをしてしまいがちです。
実は、このような悩みで男性薬剤師が辞めたいと思ったときの対処法があります。
この記事では、男性薬剤師が辞めたいと思ったときの3つの対処法や、男性薬剤師が辞めるべきかの判断基準について解説しています。
この記事を読むと、男性薬剤師の方が女性社会でどう立ち回るべきかや今の職場を本当に辞めるべきかがわかります。
男性薬剤師の場合、女性と違い、産休などのライフイベントで長期間仕事を中断することは少ないですよね。
そのため、家族のためにも、『将来設計』をしっかり考えておく必要があります。
男性薬剤師の将来やキャリアプランについて知りたい方は、「男性薬剤師の将来はお先真っ暗?キャリアプランで明るい未来を手に入れる方法」を参考にしてください。
目次
男性薬剤師が辞めたいと思ったときの対処法3選
男性薬剤師が辞めたい場合の対処法は以下の3つです。
- 女性社会で立ち回る方法を身につける
- クレームの対応は率先して行う
- 転職先を見つけておく
順番に解説しますね!
男性薬剤師が辞めたい時の対処法①:女性社会で立ち回る方法を身につける
薬剤師の業界は、どうしても女性が多い業界です。
そのため、どうしても男性薬剤師は、女性社会で立ち回る方法を身につける必要があります。
急にうまく立ち回る方法を身につけるなんて無理だよ。
すぐにできる方法を3つ紹介するよ
- 特定の相手とばかり関わらない
- 清潔感を心がける
- 受け答えをしっかりする
特定の相手とばかり関わらない
女性社会でうまく立ち回る方法の1つは、「特手の相手とばかり関わらない」です。
理由は、特定の女性薬剤師とばかり仲良くしてしまうと、トラブルが発生しやすくなるからです。
例えば、あなたがAさんと仲が良くて、仕事のことで少し手伝っただけで他の女性薬剤師から反感を買ってしまうことがあります。
私たち男性陣が、「ただ手伝っただけ」と思っても周りの女性たちはそうは思いません。
そのため、年齢や仲の良さに関わらず、職場の人たち全てに態度を変えずに接する必要があります。
本当にできているかどうかは、「〇〇さんはみんなに優しいよね」といってもらうことです。
このように、全ての人に同じ態度で接して、特定の女性とばかり関わらないようにしましょうね。
清潔感を心がける
女性社会でうまく立ち回る方法の1つは、「清潔感を心がけること」です。
女性の方たちは、男性の身だしなみを意外とよくみています。
また、休憩中やあなたがいない時に「〇〇さんって不潔だよね」など噂話が広がりやすいです。
おしゃれでなくていいですが、なるべく清潔を心がけましょうね。
特に髪の毛は、頻度を高めにして、カットした方が良いです。
受け答えをしっかりする
女性社会でうまく立ち回る方法の1つは、「受け答えをしっかりする」です。
受け答えがモゴモゴと話していたり、声が聞き取りづらいなどで聞き返されたりしている人は、注意が必要です。
女性は、ハキハキしていない男性を嫌いやすいです。
曖昧な受け答えはせず、しっかり返事をしましょうね。
男性薬剤師が辞めたい時の対処法②:クレームの対応は率先して行う
男性薬剤師が辞めたい場合の対処法の1つは、「クレームの対応は率先して行う」です。
女性薬剤師は、基本的に大声を出す男性クレーマーは苦手です。
そういった時に、クレームの対応を男性が行うことで、周りの女性薬剤師に頼りにされるようになります。
男性薬剤師の中には、「仕事だから男女関係なしで平等に対応すべき」と思う方もいると思います。
間違いなく正論です。
しかし、女性社会で生きていくためには1つの方法でもあるので、一度試してみてくださいね。
「クレーマーの対応がうまいのは〇〇さん」というポジションを手に入れると、雑用や嫌な仕事を押し付けれそうになったら、「〇〇さんはクレーマー対応をしてくれているしな」と押し付けられることも少なくなってきます。
人は、返報性の心理という「相手に何かしてもらったら何かしてあげたい」という気持ちがはたらくので、「クレーマーの対応をしてくれているから他のことも頼むのは悪いな」という気持ちになりやすいです。
一度騙されたと思って試してみてくださいね。
男性薬剤師が辞めたい時の対処法③:転職活動をしておく
男性薬剤師が辞めたい場合の対処法の1つは、「転職活動をしておくこと」です。
色々対処法を考えても、やっぱり辞めたいと思うのであれば、辞める前に転職活動をしておきましょう。
また、辞める前に、転職活動をしておくと3つのメリットがあります。
- 自分の市場価値がわかる
- 今の職場と待遇を比較することができる
- 妥協せず仕事を探すことができる
順番に解説していきますね。
自分の市場価値がわかる
転職活動をすると、現在の自分の市場価値がわかります。
また、転職エージェントを利用すると
・自分はどのような企業から必要とされているのか
・転職した場合、想定年収はどれくらいになるか
などを知ることができます。
ほかにも、転職エージェントに相談することで、今後の市場動向で求められるスキルや人物像を知ることができるので、自分の市場価値を知りたい方は、利用してみてください。
今の職場と待遇を比較することができる
転職活動をすると、今の職場と待遇を比較することができます。
実際に、薬剤師に私も転職活動した際、今の職場と比較して転職を決意をしました。
今の職場が全てと考えている方がいるなら、転職活動をすることを強くおすすめします。
なぜなら、転職活動で視野が広がり、今の職場を客観的に見ることができるからです。
転職活動は、今後の選択肢の幅も広げてくれるのでやらない手はないですね。
妥協せず仕事を探すことができる
辞める前に転職活動をすると、妥協せず仕事を探すことができます。
今の仕事を辞めたいと思いながら働いていると、何かの拍子にプツンと糸が切れたように、そのままの感情で辞めてしまう場合があります。
辞めた後に転職活動をすると、次の仕事を探さないといけないという不安や焦りで、結果として、妥協した転職になりやすいです。
そうならないために、辞める前に転職活動を行い、いつでも転職できるようにしておくことがおすすめですね。
男性薬剤師が辞めたいと思ったときは転職エージェントを活用しよう
男性薬剤師が辞めたいと思ったら、転職エージェントに登録してみましょうね。
薬剤師特化型の転職エージェントもあるので、ぜひ活用してみてください。
転職エージェントについて詳しく知りたい方は、「薬剤師転職サイトの評判は?実際に利用した薬剤師が紹介」を参考にしてください。
転職エージェントを利用すると以下のサービスを受けることができます。
履歴書などの作成・添削
求人紹介
面接練習
面接の日程調整
条件交渉
雇用契約書の確認
入社手続き
どれも便利なので、使わない手はないですね!
実際に私が利用してみて、おすすめの転職エージェントは以下の3つです。
また、実際に利用した求職者の転職相談満足度が96.5%(※2)にものぼる、薬剤師から高評価を得ている実力ある転職エージェントです。
求人数 | 公開求人数42,000件以上 |
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対応の速さ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 地域密着型エージェント。明確な希望条件がある方にオススメ |
薬キャリAGENTは、薬剤師登録者数No1の転職支援サービスです。
求人数は50,000件以上で、特に非公開求人も多数あります。
m3.comという医療情報を提供するサイトが運営しており、サービスの1つである掲示板で、現役薬剤師の口コミを見ることができ、各企業のリアルな内情を知ることもできます。
求人数 | 58,000件以上 |
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対応の速さ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 即日求人紹介あり。はやく転職したい方向け |
求人数 | 18,000件以上 |
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対応の速さ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 面接対策を手厚くしてほしい方向け |
※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査つき:2019年7月)
※2 お客様満足度アンケート(2018年7月25日~2018年8月22日実施)
どの転職エージェントも登録無料なので、一度利用してみて「思っていたのと違う」となっても安心です。
もちろん、退会もできますので、辞めようかなと悩んでいる男性薬剤師の方は一度利用することがおすすめですね。
男性薬剤師が辞めたいと悩む5つの理由
そもそも男性薬剤師が辞めたい感じる時に、いったいどのようなことで悩んでいるのでしょうか。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由は主に以下の5つです。
・職場に女性しかいない
・残業が多すぎる
・女性間のトラブルに巻き込まれる
・男性の立場が弱い
・キャリアアップしたい
どれもよくある悩みだね。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由①:職場に女性しかいない
薬局や病院といった現場には女性しかほとんどおらず、色々と気を遣う場面がありますよね。
また、2020年に厚生労働省がまとめた「 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況 」では、全体の薬剤師総数は、321,982人です。
そのうち、男性は124,242人、女性が197,740人と全体で考えても、61%が女性なので、男性は少数派になりやすいです。
同性がいない環境だと、気を遣うことが多いので、ストレスにつながりやすいです。
ひどい場合だと、職場内で孤立してしまい、気が滅入ってしまう人もいます。
【薬局の人間関係で苦手なタイプがいる方】や【薬局の人間関係がしんどいと感じている方】は、「薬局の人間関係が「しんどい」方へ 最悪な職場になる5つの理由と改善方法」を参考にしてください。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由②:仕事を押し付けられる
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由の1つに、「仕事を押し付けられる」ことが挙げられます。
職場内では女性が多いので、男性薬剤師は雑用や頼み事をされやすい傾向にあります。
また、その時に断りづらい雰囲気が出やすいのも確かです。
実際に知り合いの男性薬局薬剤師は、トイレ掃除を全て頼まれていたそうです。
他にも、終業時間ギリギリの患者さんの対応を頼まれて、残業時間が多くなるなんてこともあります。
誰だって仕事を押し付けられて良い気はしないですよね。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由③:女性間のトラブルに巻き込まれる
男性薬剤師を悩ませる理由の1つに、「女性間のトラブルに巻き込まれること」があります。
なぜなら女性が多い職場では、仲のいいグループや派閥が存在している場合があるからです。
グループや派閥があると、思わぬ発言で女性間のトラブルに巻き込まれます。
例えば、あるグループの女性薬剤師さんに「〇〇さんとうまくいってなくて、、」と言われて、相談に乗ると、別のグループの女性薬剤師に「男性陣は、向こうの味方なんだ」といつの間にかトラブルに巻き込まれるケースがあります。
トラブルに巻き込まれないためには、不用意な発言はなるべく控えて、人間関係を適度な距離に保つ必要があります。
このように、女性同士の人間関係のトラブルに巻き込まれて、疲れて辞めたいと思う男性薬剤師の方もいます。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由④:男性の立場が弱い
男性薬剤師を悩ませる理由の1つに、「男性の立場が弱いこと」があります。
職場内の男性の数が少ないので、どうしても女性の意見が通りやすくなります。
つまり、薬局内の決まりごとやルールが女性よりになりがちです。
そうなると、気を遣わないといけない場面が増えて仕事がやりづらくなりますよね。
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由⑤:キャリアアップしたい
男性薬剤師が辞めたいと悩む理由の1つは、「キャリアアップしたいから」です。
男性薬剤師の場合、女性と違い、産休などのライフイベントで長期間仕事を中断することは少ないですよね。
そのため、家族のためにも、『将来設計』をしっかり考えておく必要があります。
将来設計を考えたときに、昇進やキャリアアップを今の職場では無理だと感じた男性薬剤師が辞めようと考えるケースがありますね。
男性薬剤師の将来やキャリアプランについて詳しく知りたい方は、「男性薬剤師の将来はお先真っ暗?キャリアプランで明るい未来を手に入れる方法」を参考にしてください。
男性薬剤師が辞めるべきかどうかの3つの判断基準
男性薬剤師が辞めたいと感じたときに、辞めるべきか判断する3つの判断基準があります。
- 職場がブラックではないか
- 周囲に尊敬できる人がいるか
- 成果が正当な評価をされているか
1つでも当てはまったら辞めた方がいいですね。
職場がブラックではないか
職場がブラックな場合は、すぐにでも辞めるべきです。
職場がブラックな具体例は、以下のようなケースです。
職場がブラックな具体例
🕛時間の乱れ
→『働く時間の乱れが原因で、健康リスクが増大するパターンのこと』
・長時間通勤・長時間労働
「長時間の通勤・労働は肥満や脳卒中リスクが高まる」
・シフトワーク
「不特定なタイミングで深夜や早朝に働かなければならない仕事のこと」
・ワークライフバランスの乱れ
「プライベートに仕事を持ち込んでしまう働き方のこと」
🤍気持ちの乱れ
→『働く時に不安があることで、あなたの幸福度を下げること』
・雇用の乱れ
「リストラされるかもしれないという安定感のない働き方」
・ソーシャルサポートがない
「職場の同僚たちとの関係性が最悪」
・仕事のコントロール権がない
「自己裁量権がなく、命令に従うだけの働き方」
このほかにも、ブラックと呼ばれる職場はあります。
一番大事なことは、あなたがブラックだと思うかどうかです。
自分自身で、「この職場はブラックかも」と判断したら、周りは気にせず、自分の直感を信じましょうね。
なぜなら、人は、『慣れ』があるので、いつの間にかブラックな職場にも慣れてしまうからです。
つまり、ブラックな職場でもブラックと感じなくなってしまいます。
なるほど。自分の直感が大事なんだね!
周囲に尊敬できる人がいるか
有名な世界3大投資家といわれているうちの一人、ウォーレン・バフェットさんは、「もっとも尊敬できる人の元で働きなさい」と言っています。
当然といえば当然のことかもしれません。
しかし、世界トップクラスのお金持ちが、職場選びで重要視しているポイントなので、しっかり頭の中に入れておくべきでしょう。
尊敬できる人と働くべき理由は、『良い働き方を真似することができるから』です。
いい見本があれば、圧倒的なはやさで、スキルアップできるし、何より仕事が楽しくなります。
実際に、現在私は尊敬できる人の元で働いていて、子どもの時の新しい発見が次から次に出てくるので、仕事の意欲が湧いてきて仕事が楽しいと感じています。
反対に、転職前は尊敬できる人がいなかったので、仕事は面白くないし、スキルもレベルアップしている気がしませんでした。
尊敬できる人がいるかどうかは職場を変えるべきかのポイントになりますね!
成果が正当な評価をされているか
男性薬剤師が辞めるべき判断の1つに、『成果が正当な評価をされているか』があります。
理由は、あくまで仕事は、あなたという労働を差し出す対価としてお金という報酬をいただくことだからです。
会社が働いた成果を認めなかったり、評価をしてくれなかったりする会社だと、そもそもの前提がひっくり返りますよね。
そんな会社があるはずないと思いたいですが、現実にはあります。
・残業代を支払わない
・始業時間の30分前から出勤するように強制する
・タイムカード切ってからも働かせる
あなたが人生をより良くするためには、今の会社に不満を言うことではなく、そこで働いて納得している自分自身に不満を言わなくてはいけません。
男性薬剤師が辞めたいときに転職を成功させる7ステップ
男性薬剤師が転職を成功させるための7ステップがあります。
この7ステップをきちんと行うと薬剤師転職は成功しやすいです。
STEP1 自分軸を明確化する
STEP2 ブラック企業の特徴を知る
STEP3 転職条件の明確化
STEP4 転職エージェントの活用
STEP5 面接対策
STEP6 再度転職すべきか考える
STEP7 退職&転職
詳しくは、「薬剤師の転職成功までの流れを7ステップで解説」をご覧ください。
まとめ:男性薬剤師は辞めたいと思ったら3つの対処法を試そう!
いかがだったでしょうか。
今回は、「男性薬剤師が辞めたいと思った時の3つの対処法」について解説しました。
・女性社会で立ち回る方法を身につける
・クレームの対応は率先して行う
・転職先を見つけておく
実際のところ、人間関係は1度こじれると、なかなか良い方向に進むことができません。
今の職場では、いまさらどうにもできないと感じている方は、1度転職し、この3つの対処法を活用して、新たな場所で楽しく働けるようにしてみてくださいね。
男性薬剤師は、市場では需要が高いので、転職は有利に進めることができます。
人生右肩上がりにしていきましょうね!またね!