あなたは薬剤師として働く上で、今の職場がベストだと考えて決めたと思います。
しかし、どんなに頑張っても人生の選択に絶対はありません。
どれだけ徹底的に調べ上げても、必ずと言っていいほど不足の事態が起きます。
もし、今の職場や勤め先がブラック企業だった場合は、問答無用で転職することがベストです。
ところが、大きな不満はないけど、以下のような場合があります。
・そこまで大きな不満はない人
・同期が辞めていって不安な人
・先輩薬剤師のあの人とだけ合わない人
・そもそも辞め時がわからない人
必要なことは、「今の職場を続けるべきか、辞めるべきか」を考える判断材料です。
そこで、『薬剤師が転職をしない方がいいか判断する3つの手順』について解説します。
手順1:10の質問をもとに今の職場を判断する
手順2:失敗だと分かったらすぐ転職
手順3: 転職するほどの不満はないなら改善を考える
何が不満なのか明確にわかりますよ!
目次
薬剤師が転職しない方がいいか判断する3つの手順
今の職場を判断する3つの手順は以下の通りです。
手順1:10の質問をもとに今の職場を判断する
手順2:失敗だと分かったらすぐ転職
手順3: 転職するほどの不満はないなら改善を考える
順番に解説していきますね。
10の質問をもとに今の職場を判断する
今の職場を判断するために10の質問があります。
この10の質問を5段階で評価します。
今の職場の改善点を考えるためのチェックリストとしても使ってみてください。
10の質問は以下の通りです。
・今の会社の給料に満足している
・上司や同僚は、あなたに裁量権(自由)を与えてくれる
・今の仕事内容は、やりがいを感じられる
・会社の方向性に満足している
・一緒に働いている人たちのことが好き
・仕事の割り当てやバリエーションに満足している
・通勤時間に不満がない
・今の仕事は、プライベートな時間も確保できている
・職場内のチームワークは良い
・今の会社で昇進やキャリアアップが見込める
5段階で総合点を計算してね!50点満点だよ!
合計点が、40点以上なら優良な職場ですね。
40点以上なら今の職場の不満な点を改善することに力を注ぎましょう。
40点以上の職場は、意外と少ないです。
もし、転職するとしても慎重に考えていきましょうね。
辞めるなんてもったいない気がするね。
合計点が、30点〜39点の場合、ちょうど中間のところです。
不満な点が、自分でコントロールできる場合は、3ヶ月を目安に改善案を実施してみて様子をみてください。
不満な点が、自分でコントロールできない場合は、転職をオススメします。
例えば、「今の会社の給料に満足している」や「通勤時間」についての質問は、自分でコントロールすることができませんよね。
反対に、人間関係は、自分自身の接し方を変えることができるので、人間関係が改善する可能性もあります。
ただし、どこまでいっても関わらない方がいい相手はいます。相手を変えることができないので、改善が見られない場合は「転職すること」をオススメします。
自分で不満点を改善できるかどうかが重要ですね。
合計点が、10点〜29点の場合は、かなりの不満があると考えられます。
第一選択は、『転職』になります。
もしくは、現在の労働環境を根本から変えていくことが必要。
『転職』にしても、『改善』にしても、必要になってくるものは、『行動力』です。
今働いている職場を変えるためには「大きなストレス」と「長い時間」がかかるので、ぽんたには別の職場へ『転職すること』をオススメしています。
そのため、まずは転職する一歩目を早く行動することが必要になってきます。
すぐに転職をしたい方は、まずは転職エージェントに登録してください。
なぜなら、自己流は転職に失敗しやすいので、プロを利用した方がいいからです。
また、働きながら転職していると、時間が圧倒的に足らなくなります。
転職エージェントは、希望条件にあった企業紹介から面接の日程調整までしてくれます。
私が転職サイトで一番活用したのは、ファルマスタッフです。
実際に私も転職を通して、年収100万円アップし、今では定時で帰ることができ、人間関係も良好に薬剤師として働いています。
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※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査つき:2019年7月)
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薬剤師専門の転職エージェントで無料で活用できるオススメの3社を紹介しています。
失敗だったとわかれば転職
先ほどの10の質問で、今の職場を失敗したと感じた場合は転職活動をしましょう。
転職は、あなたの人生を劇的に変わる手段です。
もちろん転職はリスクもあるので、しっかり準備してから転職活動をしましょうね。
転職は、失敗するリスクがありますが、転職活動は転職しなければノーリスクです。
まずは、あなたの市場価値を知る意味でも、転職活動するメリットはあります。
まだ、転職活動をしたことがない方は、「『7ステップで解説』薬剤師の転職攻略ロードマップ」を参考にしてください。
転職は『準備』と『正しいステップ』が大事です。
転職するほどの不満はないなら改善を考える
先ほどの10の質問で、今の職場に改善の余地が見つかったなら、まずは改善案を行動に移してみましょう。
ただし、『期限を設定すること』をオススメします。
ダラダラと不満が改善されないまま働くことは、あなたの心身に大きなストレスを与えてしまいます。
期限を定めて改善されないなら、思い切って転職を考えてみましょう。
今働いている会社や職場が全てではありません。
人生が右肩上がりになる『職場』を選びましょうね!
薬剤師として転職をやめたほうがいい人の特徴
薬剤師として転職をやめたほうがいい人は以下の3つの特徴があります。
- 転職したい理由があいまい
- 改善策を考えないで不平不満をいう
- 転職したら全てが良くなると思っている
順番に解説していきますね!
転職したい理由があいまい
転職をやめたほうがいい薬剤師の特徴の1つは、「転職したい理由があいまい」です。
「どうして転職するのですか」と言う質問に対して、明確な答えがないと、転職後も納得がいくわけないですよね。
最悪の場合、転職を繰り返してしまう可能性があります。
反対に、以下のような明確な理由がある人は、納得のいく転職ができます。
- スキルアップのために、在宅メインの薬局で働きたい
- 家族と過ごす時間を増やしたい
- 長期で休みが取れる職場で働きたい
- 年収800万円稼げる職場に転職したい
このように、どんな理由であれハッキリとした理由がある方は、面接の時でも自分の希望を伝えることができるので、転職に成功しやすいです。
改善策を全く考えないで不平不満ばかりを言う
転職しない方がいい薬剤師の特徴の1つは、「改善策を全く考えないで不平不満ばかり言う」です。
転職を考えるからには、何かしらの不満があると思います。
しかし、「その不満を解決する方法はないか」と考えずに転職すると、次の職場で嫌なことがあると、すぐにまた転職をしようとしてしまいます。
一方で、今の職場で「自分で解決できることはもうない」「全てをやり切った」と思った方は、転職した方がいいですよね。
全てをやり切ったと思えると、転職後に後悔がなくなります。
転職したら全てが良くなると思っている
転職をやめたほうがいい薬剤師の特徴の1つは、「転職したら全てが良くなると思っている」です。
「知り合いが転職して幸せそうだから自分も転職しよう」と周りと比べるのはNGです。
他にも以下のような理由で転職を考えている人は、転職をおすすめできません。
- 周りの人が転職で年収が上がっていたから
- 同期が辞めたと聞いたから
どうしても転職にはリスクがあります。
しかし、転職活動はノーリスクですし、転職エージェントを利用することで『自分の市場価値』もわかります。
また、転職エージェントを利用すると以下のようなメリットがあります。
- 履歴書などの作成・添削
- 求人紹介
- 面接練習
- 面接の日程調整
- 条件交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社手続き
なかには、高年収の非公開求人や外からでは知れない内側の情報を教えてくれたりします。
薬剤師に特化したおすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は、「薬剤師転職エージェントの比較を実際に利用した薬剤師が紹介」を参考にしてください。
今すぐ転職した方がいい薬剤師の労働環境
転職した方がいい薬剤師の特徴とかってあるの?
薬剤師の特徴というより、『働く環境』ならあるよ!
今すぐ転職した方がいい薬剤師の労働環境は以下の3つです。
- 年収が低すぎる
- 労働時間が長く、残業が多すぎる
- 人間関係が最悪
順番に解説していきますね。
年収が低すぎる
今すぐ転職した方がいい薬剤師の労働環境は、「年収が低すぎる」です。
20代薬剤師の平均年収は、男性が496万円、女性が464万円です。
平均年収 | 月額平均給与額 | 賞与(ボーナス) | |
男性薬剤師 | 496万円 | 34.9万円 | 78.2万円 |
女性薬剤師 | 464万円 | 33万円 | 67.8万円 |
もちろん同じ20代薬剤師でも職種や雇用形態といった条件で異なってきます。
しかし、平均年収よりも低すぎる場合は、今すぐ転職した方がいいです。
我慢して働き続けるより、満足する給料をもらえる会社で働いた方がいいよ!下の図は、『年収階層と雇用賃金満足度』を表していて、見てみると分かりやすいよ。
引用;内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2022(p35)」
縦軸は、現在の生活にどの程度満足しているかを 0~10 点で自己評価する総合的な生活満足度です。
年収が、300万〜1000万円未満までは右肩上がりで満足度が増加しています。
もちろん年収が全てではないですが、満足度と年収は一定の相関関係があることが分かります。
- 給料が低すぎて、自分の趣味や欲しいものが買えない、、
- 年収が低すぎて、仕事のやる気が起きない
- 今の年収だと将来が不安だ
上記のように悩んでいる方は、ファルマスタッフに登録して高収入求人を見てみましょう。
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労働時間が長く、残業が多すぎる
今すぐ転職した方がいい薬剤師の労働環境は、「労働時間が長く、残業が多すぎる」です。
長時間労働や残業が当たり前のようになっている場合は、すぐに転職することをおすすめします。
長時間労働が、「心臓病と脳卒中による死亡者を増加させる可能性」をILOとWHOが指摘しています。
WHOの追跡調査では、長時間労働によって虚血性心疾患及び脳卒中で亡くなった人の数が2016年に74万5,000人(2000年比29%増)に達したことが判明しました。2000~16年の期間に長時間労働によって心臓病で死亡した人の数は42%、脳卒中によって死亡した人の数は19%増加したとみられます。
参照: I L O(国際労働機関)より抜粋
このように、労働時間は体に悪影響を及ぼします。
今の職場が、ブラックな労働環境であるならば、今すぐにでも転職を考えましょうね。
人間関係が最悪
今すぐ転職した方がいい薬剤師の労働環境は、「人間関係が最悪」です。
人間関係は一度、ヒビが入ると、なかなか修復できません。
特に薬局や病院だと、狭い空間で1日中一緒にいるので、ストレスが溜まってしまいます。
人間関係が嫌で転職したら、また人間関係が原因で転職を繰り返しそうだよ。
大丈夫だよ。会社や職場ごとに雰囲気や空気感は違うから自分に合っている職場を選ぼうね!
人とうまく付き合うことは簡単なことではありません。
しかし、以下の3つを意識すると、最低限のコミュニケーションは取ることができます。
- 挨拶や礼儀をきちんとする
- 人の名前でなるべく呼びかけるようにする
- 前の会社と比較せず、その職場のルールで一度やってみる。
どれも相手を困らせたり、怒らせたりさせないようにする方法です。
心理学的に効果が実証されているので、試してみましょうね!
まとめ:転職すべきかはしっかり判断してから決めよう
いかがだったでしょうか。
今回は、『今の職場を判断する3つの手順』についてまとめました。
転職すべきかを考えるためには、今の職場の評価は必須です。
今の職場を判断する手順は以下の3つです。
手順1:10の質問をもとに今の職場を判断する
手順2:失敗だと分かったらすぐ転職
手順3: 転職するほどの不満はないなら改善を考える
この3つの手順を踏むことで、今の職場の不満点や転職への明確な決意ができます。
実際に私も転職を通して、年収100万円アップし、今では定時で帰ることができ、人間関係も良好に薬剤師として働いています。
私が転職サイトで一番活用したのは、『ファルマスタッフ』です。
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※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査つき:2019年7月)
※2 お客様満足度アンケート(2018年7月25日~2018年8月22日実施)
人生右肩上がりにしていきましょうね!またね!