「今の職場を辞めて次のステップに進みたいけど、転職って何をすればいいかわからない」
「転職で失敗して同じことを繰り返したくない」
転職は、やるべきことが多く、納得いく転職をしようと思うとキリがないから迷ってしまいますよね。
実は、薬剤師転職はしっかり準備した人とそうでない人の成功確率が全然違います。
私は、薬剤師の転職経験があり、転職によって年収を100万円アップしました。
また、今では定時で帰ることができ、人間関係も良好に薬剤師として働いています。
しかし、周りの知り合いでも、転職しても何も変わらなかったと嘆く方も少なくないです。
そこで、今回は、転職したいけど何からはじめたらいいかわからない方に向けて、『納得のいく転職』をするためのロードマップを7ステップでまとめました。
この記事では、薬剤師転職で押さえておきたい7つのポイントをステップ形式で解説しています。
この記事を読むと、転職活動がスムーズにでき、成功確率もグッと上がります。
転職活動中の方でも、自分が行き詰まっているところを確認できますので、ぜひ読んで活用してみてくださいね。
結論は、以下の7ステップです。
STEP1 自分軸を明確化する
STEP2 ブラック企業の特徴を知る
STEP3 転職条件の明確化
STEP4 転職エージェントの活用
STEP5 面接対策
STEP6 再度転職すべきか考える
STEP7 退職&転職
順番に解説していきますね。
目次
薬剤師転職の流れSTEP1:自分軸を明確化する
転職しようと思った時から最初に取りかかることは、「自分の価値観を知ること」です。
転職における自分軸は、あなたの人生のコンパスのように、転職を成功に導いてくれます。
理由は、転職先で働く人が、誰でもなくあなただからです。
あなたが満足しない転職は、成功とはいえませんよね。
しかし、まったく基準もなく決めるのもなかなか難しいです。
そこで、幸福度に影響を与えている7つのポイントを紹介します。
①自己裁量権
②達成感
③自分の性格
④会社の明確さ
⑤変化や多様性
⑥職場の仲間
⑦貢献と影響力
何を重要視するかは人それぞれだからね。
仕事の幸福度を決めるポイントを知り、自分の仕事への価値観を明確化したい方は、「転職に悩む薬剤師向け 仕事の幸福度を決めるポイント7つ」をお読みください。
この7つの基準の総合点で判断し、自分にとって何が1番重要視しているかを理解していくことが『転職の第一歩』です。
薬剤師転職の流れSTEP2:ブラック企業の特徴を知る
STEP2は、『絶対に避けた方がいいブラック企業の特徴を知る』です。
「好きは抽象的、嫌いは具体的」というように、ブラック企業に共通する特徴を知っておくと、企業選びの時に、ブラック企業を回避することができます。
ブラックな職場の特徴5つを以下に挙げています。
①ワークライフバランスのバランスが悪い
②雇用が不安定
③労働時間が長い
④通勤時間が長いところで働かされる
⑤シフトワークが多い
どんなに真面目に働いても環境がブラックならどうしようもないよ。
この5つ以外にも、ブラックな職場の特徴はあります。
より詳しく知りたい方は、「薬剤師が働いてはいけないブラックな職場の特徴2選」をご覧ください。
薬剤師転職の流れSTEP3:転職条件の明確化
転職条件は、STEP1とSTEP2を前提に『転職条件の明確化』をします。
ここで重要なことは、今の職場の嫌な理由だけでなく、『自分軸で選ぶこと』です。
結果的に、転職先で新たな問題が発生し、仕事が嫌になってまた転職することになります。
他人がなんと言おうと、自分軸で決めることが、結果1番納得できますからね。
このSTEP3で、転職スケジュールも大まかに把握していきましょう。
転職スケジュールは以下の図にまとめました。
転職が決まる3ヶ月前くらいにSTEP3が完了することが目安です。
つまり、自分の軸と希望条件の明確化ですね。
転職条件の優先順位の決め方は、「求人票でわかる条件」と「求人票ではわからない条件」の両方を考える必要があります。
詳しく知りたい方は、「転職優先順位の決め方は? 5ステップで完全解説」をご覧ください。
優先順位はしっかり決めておこうね!
薬剤師転職の流れSTEP4:転職エージェントの活用
転職活動は、転職と違い、ノーリスクで行うことができます。
理由は、もし転職したくないならしなければいいだけだからです。
しかし、転職活動にもデメリットな部分もあります。
それは、『時間が圧倒的に足りなくなること』です。
時間や休みが欲しくて転職する人にとっては、とてもしんどい時期になる可能性があります。
そこで、1人だけで転職活動するのではなく、『転職エージェント』を活用しましょう。
転職エージェントは、無料であなたの分身のように企業とのやりとりや、条件交渉を行ってくれます。
転職するなら、使わない手はないです。
他にも転職エージェントを使うと以下のメリットが挙げられます。
- 履歴書などの作成・添削
- 求人紹介
- 面接練習
- 面接の日程調整
- 条件交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社手続き
ぜひ活用して転職活動を効率的に行いましょうね。
おすすめの転職エージェントは以下の3つです。
転職エージェントのオススメの活用法は、複数社を登録すること。
なぜなら、複数社選ぶことで転職エージェントを比較することができるからです。
求人数 | 公開求人数42,000件以上 |
対応のはやさ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 地域密着型エージェント。希望条件をヒアリングしてほしい方にオススメ |
\現場のリアルな情報を知りたい方はおすすめ/
✔︎転職満足度96.5%
✔︎公開求人数
※1 日本マーケティングリサーチ機構調べ(調査つき:2019年7月)
※2 お客様満足度アンケート(2018年7月25日~2018年8月22日実施)
求人数 | 公開求人数18,000件以上 |
対応のはやさ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 転職相談や面接対策を手厚くしてほしい方向け |
\自分に合っている職場を知りたい方はおすすめ/
求人数 | 公開求人数33,000件以上 |
対応のはやさ | |
条件交渉力 | |
主な特徴 | 転職相談や面接対策を手厚くしてほしい方向け |
\中小の調剤薬局・病院で働きたい方はおすすめ/
20代の薬剤師の方は、第二新卒として、ポテンシャル採用を期待できます。
しかし、自己分析をしておらず、自分流で転職活動をして、転職先を選んでしまうと、結局今と同じ理由で嫌になり、転職を再びしないといけなくなってしまいます。
20代の方にオススメの転職エージェントを知りたい方は、「20代薬剤師転職で本当に役立ったオススメ転職エージェントランキング」をご覧ください
転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は、「厳選した薬剤師転職エージェント3社を徹底比較」を参考にしてください。
自分に合った転職エージェントの選び方も解説しているよ!
薬剤師転職の流れSTEP5:面接対策
薬剤師は、良くも悪くも資格が必要な士業に分類されます。
そのため、正直履歴書ではあまり他の人と差別化できません。
つまり、面接では、薬剤師としてのコミュニケーション能力が1番重要視されます。
もちろん薬の知識は大前提の話です。
履歴書は、あくまで自分の強みを説明するための橋渡しで、面接であなたの魅力を伝えましょうね。
面接で良い評価をもらうためには、大きく以下の3つのポイントがあります。
・面接官が知りたいことを知っておく
・面接で聞かれることリストを作っておく
・面接は相手の会社を評価する場でもあると理解しておく
この3つのポイントを押さえておくと、面接はとても有利に進めることができます。
より詳しく知りたい方は、「薬剤師転職は面接が命!面接の押さえておきたいポイント3選」をご覧ください。
面接結果が合否を左右するといっても過言じゃないよ!
薬剤師転職の流れSTEP6:再度転職すべきか考える
STEP6までくると、色々転職活動をしてきているので、おそらくとても疲れていると思います。
ここであともう一歩考えて、納得のいく転職をしましょう。
ここで妥協してはいけませんよ。
企業や転職エージェントが、転職を急かしてくることがありますので、そこで焦らずにしっかり検討していきましょうね。
STEP6では、再度転職をすべきか考えます。
これまでのステップで、あなたにとっての最適な仕事選びをしてきました。
しかし、どんなに頑張っても人生の選択に絶対はありません。
必要なことは、「今の職場を続けるべきか、辞めるべきか」を考える判断材料です。
今の職場を判断する3つの手順は以下の通りです。
手順1:10の質問をもとに今の職場を判断する
手順2:失敗だと分かったらすぐ転職
手順3: 転職するほどの不満はないなら改善を考える
この手順で今の職場を判断します。
今の職場判断する10の質問は以下の通りです。
・今の会社の給料に満足している
・上司や同僚は、あなたに裁量権(自由)を与えてくれる
・今の仕事内容は、やりがいを感じられる
・会社の方向性に満足している
・一緒に働いている人たちのことが好き
・仕事の割り当てやバリエーションに満足している
・通勤時間に不満がない
・今の仕事は、プライベートな時間も確保できている
・職場内のチームワークは良い
・今の会社で昇進やキャリアアップが見込める
10の質問を5段階で評価します。
今の職場の改善点を考えるためのチェックリストとしても使ってみてください。
転職した後にそこで働くのは、誰でもなくあなたです。
転職と仕事で疲れていると思いますが、もう一踏ん張りして考えていきましょうね。
今の職場を判断する方法について詳しく知りたい方は、「薬剤師が今の職場を辞めるべきか判断する10の質問」を参考にしてください。
どの特徴も当てはまったら要注意です!
薬剤師転職の流れSTEP7:退職&転職
退職後に、引越しが控えてたり、転職後の企業にすぐに働く場合は、色々忙しくなることがありますので、少しずつ準備しておきましょうね。
STEP7までこれた方は、あとは立つ鳥跡を濁さずのことわざ通り、職場の引き継ぎや、整理をしていきましょうね。
薬剤師業界は、狭いです。
変なうわさがたつと、後々あなたにとってマイナスです。
もしどうしても引き止めてくる場合は、退職代行サービスなど使うのも1つの手です。
誰がとやかく言ってもあなたの人生です。
あなたの人生の責任は、結局誰もとってくれません。
自分自身が納得できる仕事選びをしてくださいね。
人生右肩がりにしていきましょうね!またね!