薬剤師って激務？　激務な職場を避ける３つの方法

薬剤師の方で、このように思うことって多いですよね。




実は、薬剤師が激務かどうかは、その職場次第です。



実際、薬局から薬局に転職した方で、全く違う環境で驚く人もいます。

また、ドラッグストアから薬局に転職した方で、すごく忙しくなくなったという方もいます。

つまり、職場によって人生の幸福度が大きく変わるといっても過言ではないです。

結論は、以下にまとめました。

薬剤師自体を辞めたいと考えている方は、いろいろ考えてから辞めた方がいいです。

なぜなら、辞めたいと思って勢いで辞めてしまうと、後悔してしまう可能性が高いからです。

薬剤師は本当はとてもやりがいがある仕事であり、職場の環境に大きく左右されます。

薬剤師を辞めたいと考えている方は、「薬剤師を辞めたい方へ　つらいプレッシャーに疲れた時の対処法」を参考にしてください。

薬剤師が激務だと感じる３つのワケ

薬局薬剤師が激務だと感じるワケは、以下の３つです。

薬の知識を生涯アップデートし続ける必要がある

薬剤師の仕事は、社会人になった後も、薬の知識を生涯アップデートし続ける必要があります。

なぜなら、時が経つにつれ新薬が出るので、薬の知識をアップデートしなくてはいけません。

また、既存の薬についても、新たに情報が出ると新薬についての知識同様、アップデートしなくてはいけません。

職場によっては、薬の知識を業務時間外にしかできないところもあります。

そうすると、プライベートの時間も仕事になるので、『激務』と感じてしまいやすいです。

薬局内の人間関係がせまく悪くなりやすい

薬局内は人間関係がせまく、人間関係が悪くなりやすいので、激務になってしまう場合があります。

職場の人間関係が悪くなる理由としては、以下の３つです。

職場の人間関係の悪さが原因で、激務になってしまう場合は、まずは、人間関係を改善しましょう。



薬局の人間関係が「しんどい」方は、「薬局の人間関係が「しんどい」方へ　最悪な職場になる５つの理由と改善方法」をご覧ください。

勤務・残業時間が長い

薬局薬剤師の勤務時間は、平日9時～19時。
土曜日は9時～13時までの調剤薬局が多いです。

この勤務時間は、併設する病院や診療所によって、大きく変わります。

しかし、稀に平日9時〜17時までの薬局もあります。

もし、勤務時間が長いとあなた自身が感じるなら、異動願いや転職を選択肢に入れるのも１つの手ですね。

ある薬局のケースでは、薬歴を本来の業務時間に書く余裕がなく、残業して薬歴を書くケースも珍しくありません。

その結果、薬局薬剤師は激務と感じる人がいます。

また、管理薬剤師やエリアマネージャーの管理職になると、薬剤師業務に加えて、他の薬剤師たちのマネジメントや、薬局運営の管理といった業務が増えていきます。

昇進・昇給はしますが、前よりも業務量が増えますので、自然と残業時間が長くなりやすいので注意が必要です。


どうしても、残業時間が長い職場が嫌なら、転職活動も１つの方法です。

ただし、転職の際は同じ失敗を繰り返さないように注意する必要があります。志望する転職先の職場環境や従業員について事前に確認し、納得したうえで転職を決めることをおすすめします。

薬剤師転職でよくある失敗を知りたい方は、「【意外にやりがち】薬剤師転職で失敗する人の特徴3選」をご覧ください。

転職で失敗したくない方は、まずは失敗する人の傾向を知りましょうね。

薬剤師の激務を改善する３つのコツ

今の職場に不満を感じているなら、自分から行動して状況を変えていく必要があります。

しかし、闇雲に行動しても、改善は難しいでしょう。

そこで、薬局薬剤師の激務を改善する３つのコツをご紹介します。


薬局薬剤師の激務を改善するコツは以下の３つです。

より効率的に働く努力をする

仕事中、自分自身に無駄な行動は多くないかを見直す必要があります。

自分の行動を改善することでも残業を減らせる可能性があります。

優先度の低い業務にばかり時間をかけて、1日が終わってしまわないようにしましょう。

あなたが抱えている業務の重要性と緊急性を明確にし、適切に段取りをして業務に取り組めば、状況が改善される場合も多いです。

まずは、今の仕事のやり方を改善できないかを考えてみるのも１つの方法ですね。

上司に相談する

薬剤師の人員が少ないために、慢性的に長時間労働・残業が続いている場合は、職場の上司や管理職の人に相談してみましょう。

しかし、なかなか上司が耳を傾けてくれないことの方が多いですよね。

そういった場合は、「相手に思いつかせる方法」を考えてみることをオススメします。

理由は、誰でも、「人から押し付けられた意見」よりも「自分で思いついた意見」の方を重要視するからです。

たとえば、人員不足が問題なら上司に、

「〇〇さん、現状残業時間が平均的に多くなっています。このままだと、疲弊してミスも増えてくるかもしれないです。誰もサボっているわけではないんですけど、、、どうしたら解決できそうですかね、、」

相手に思いつかせるためには、「問題の明確化」と「Howの疑問を投げかけること」がポイントです。

職場を変える

より効率的に働いても、上司に相談しても、状況が改善されない場合は、思い切って職場を変える選択をするのも１つの方法です。

長時間労働や残業で、心身共に疲へいしてからでは手遅れです。

転職はなかなか勇気のある決断が必要です。


今のままで現状維持でもいいかなと気持ちが揺らぐこともあります。

しかし、自分の将来やキャリアを考えた時に、今のままだとどうにもできない場合、はやめに決断しておいた方がいいでしょう。

ただし、転職しても同じことの繰り返しにならないように、次の職場は慎重に選ぶ必要があります。

オススメは、転職エージェントを活用することです。

転職のプロであるエージェントに相談し、自分軸の転職をすれば、失敗することはほぼありません。

20代薬剤師のおすすめ転職エージェントは「20代薬剤師転職で本当に役立ったオススメ転職エージェントランキング」をご覧ください。

転職エージェントって何？という方にもわかりやすく解説しています。

薬剤師が激務な職場を避ける３つの方法

次の職場に転職したとしても、次の職場で同じように激務な職場だったら意味がないですよね。


転職をする時に、しっかりポイントを押さえましょうね。

求人票ではわからない条件を確認しておく

求人票だけではわからない条件を確認しておく必要があります。

例えば、自己裁量権や、達成感といったやる気につながるものは求人票には載りませんよね。

薬剤師の仕事は、あらゆる方面から様々なことを求められています。

そして、その職場ごとに求められる優先順位が異なります。

特に「自分が思っている優先順位」と「上の人が考えている優先順位」が違うと、ストレスを感じやすいです。

求人票だけではわからない条件について詳しく知りたい方は、「 転職に悩む薬剤師向け　仕事の幸福度を決めるポイント7つ 」をご覧ください。

求人条件が良すぎる職場はやめておく

給与や待遇といった求人条件が良すぎる場合は、何かしらの理由があるので、やめておくほうが賢明です。

このように給与や待遇を良くしないと、人が集まらない場合があるので、激務な職場を避けたい方は、リスクをとらないほうがいいでしょう。

職場見学で雰囲気を知っておく

面接とほぼ同時期にするのが職場見学です。

転職先で同僚はどんな人がいるのか、職場の雰囲気はどんな感じかは入社前にはなかなかわからないです。

そこで、職場見学に行くことで、あらかじめ職場の雰囲気や働いている人たちを知ることができます。

百聞は一見にしかずということわざがあるように、見てみて初めてわかることも多いです。

また、転職エージェントのファルマスタッフでは、１つ１つの職場に足を運んで、職場の雰囲気や状況をリサーチしている会社もあります。

転職エージェントを利用して、職場の雰囲気を知ることも１つの手ですね。


ファルマスタッフについて詳しく知りたい方は、「ファルマスタッフの評判や口コミは？　実際に利用した薬剤師だからわかる真実」を参考にしてください。

まとめ：人生が豊かになる職場を選ぼう！

いかがだったでしょうか。

今回は、薬剤師の仕事が激務と言われている３つの理由と改善するコツを解説しました。

同じ職業の薬局薬剤師でも、楽しそうに働いている人もいれば、毎日出勤するのが億劫な人もいます。

薬局薬剤師の世界はどうしてもせまいので、今の職場が全ての薬局だと考えてしまいがちです。



しかし、実際は、薬局ごとに全然違います。

探せば、あなたの人生が豊かになる職場は必ずあります。

もう薬剤師として働きたくないと考えてしまっている方は、「薬剤師として働きたくない方への対処法３選」をあわせてご覧ください。

人生右肩上がりにしましょうね！またね！