薬剤師転職を2年目にするのってあり？転職に悩まなくていい３つの理由を解説

「転職したいけど、薬剤師2年目は早いんじゃないか」

「今の職場の人間関係がもう耐えられない」

「結婚するから、急に転職しなくちゃいけないけどやり方が全くわからない」

薬剤師2年目になると、色んな事情で転職を考える人は少なくありませんよね。

しかし、どこからともなく、「どんな職場でも3年は働かないといけない」という言葉のせいで身動きが取れない人もいます。

実は、2年目で転職する薬剤師は、意外と多いです。

実際、薬剤師の私も２年目で思い切って転職し、前の職場より年収が100万円アップし、

今では定時で帰ることができ、人間関係も良好に薬剤師として働いています。

また、そもそも0薬剤師として働くことに疲れたという方は、「薬剤師を辞めたい方へ　プレッシャーに疲れた時の対処法」をご覧ください。

転職するか悩まなくていい３つの理由は以下にまとめました。

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2年目で転職を考える薬剤師は多い

「3年間は同じ職場で働き続けるべきだ」ということはよく聞きますよね。

実際は、薬剤師の転職は何年目が多いのでしょうか。

薬キャリが調査した『薬剤師の転職実態調査－vol3.転職活動』では、最初の転職は、実は２年目が一番多いことがわかります。

図のように、最初の転職は、「2年目」と「10年目以降」が高くなっています。


つまり、薬剤師業界は3年より早いタイミングで転職する人が少ないことがわかりますよね。

3年目までで含めると、なんと約42％が転職をしています。

転職理由は、人それぞれですが、よくある理由としては、以下の３つがあります。

他にも転職理由がありますが、スキルアップを目指したいなどの前向きな理由で転職するケースもあります。



20代薬剤師のよくある悩みについて知りたい方は、「20代薬剤師のよくある悩みと実際にやってみた対処法」をご覧ください。

2年目までに薬剤師を辞めたくなる人も多い

2年目までに多くの薬剤師が、「薬剤師になんてならなきゃよかった」と考える人が多いです。

しかし、多くの方は、今の環境があなたに合っていない場合が多いです。

薬剤師にならなきゃよかったと考える前に以下の５つの対策を実践しましょう。

より詳しく知りたい方は、「薬剤師にならなきゃよかったと感じる人がするべき対策５選」をあわせてご覧ください。

転職市場で2年目薬剤師の需要は高い

転職市場で、2年目薬剤師の需要は高いです。

なぜなら、薬剤師は国家資格という士業であるため、2年目でも転職先は、他の職種と比べると需要があるからです。

また企業は、若い薬剤師を好む傾向があります。

理由は、時代とともに薬剤師のレベルが上がり、求められている薬剤師像も変わってきているからです。

しかし、「3年間は同じ職場で働き続けなければいけない」という一般論があるせいで、2年目で転職できるのか不安になっている方は少なくないですよね。

たしかに、短期間で転職を繰り返してしまうと、「すぐに辞める人」というネガティブな印象を持たれやすくなってしまうことや、あなたのキャリアに傷をつけることになってしまいます。


転職をする際は、必ず『転職目的』や『自分の軸』をきちんと明確にして、しっかり準備してから転職をしましょうね。

「転職活動を何から始めたらいいかわからない」という方は、「『7ステップで解説』薬剤師の転職攻略ロードマップ」を参考にしてください。

【薬剤師2年目で辞めた結果】転職するか悩まなくていい３つの理由

実際に私が薬剤師2年目で辞めた結果、転職するか悩まなくていいと思った３つの理由は以下の通りです。

転職はリスクがあるが転職活動はノーリスク

転職をいざ考えると、「もし転職しても同じことの繰り返しだったらどうしよう」と考えてしまう方もいるかもしれません。

確かに、転職はリスクが伴います。
全てうまくいく人もいれば、うまくいかない人もいます。

しかし、『転職活動はノーリスク』です。

なぜなら、転職活動をしても、転職したくなければしなければいいからです。

実際、私も転職活動を1度中断したことがあります。

理由は、今の職場と比べて転職してもそこまで変化はないと感じたからです。

その後、改めて転職活動を行い、年収100万円アップと充実した福利厚生のある会社に転職することができました。

このように、転職活動をしてみて、嫌なら転職しないという選択肢もあることを忘れないようにしてください。

そして、転職しようか悩んでいる方は、まずは『転職活動』をしてみましょう。

当たり前ですが、行動しないと何も始まりません。

「転職しない」という引き返す道もあるので、行動しない手はないですね。

転職活動する際は、転職エージェントを活用することがオススメです。

転職エージェントはあなたの代わりに、「希望条件に合った求人の紹介」「企業とのやりとり」「面接の日程調整」「条件交渉」などあなたの手間を省いて効率よく転職活動ができます。

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20代薬剤師にオススメの転職エージェントを詳しく知りたい方は、「20代薬剤師転職で本当に役立ったオススメ転職エージェントランキング」を参考にしてください。

企業ではなく、職場単位で転職先を選べる

2年目薬剤師転職の場合、1年目と違い、企業ではなく、職場単位で転職先を選ぶことができます。

新卒で入社すると、大手調剤薬局などの場合、エリア内の薬局の中から勤務先を決められて働くケースが多いですよね。

しかし、転職の場合だと、店舗ごとで希望条件を交渉できるので、希望の勤務先を選べる場合があります。

先ほどの転職理由で多い「通勤時間が長い」という方には、よりオススメできる理由ですね。

また、薬局の診療科目を見て、学びたい科目を選ぶこともできます。

今の職場でスキルアップが目指せない方も、一度転職活動することを１つの選択肢に入れておくべきでしょう。



他にも、男性薬剤師は、年齢が近い男性薬剤師の先輩がいる場合は、よほどのことがない限り出世や昇進がむずかしくなります。

特に、同じ年代の薬剤師が多くいる場合は、いくら自分自身が頑張ってもなかなか昇進はできません。

まだまだ年功序列の名残が残っている会社は少なくないですからね。


そういった場合は、転職先の職場で働いている人たちを見ることができるので、昇進などを考える時に、将来設計もしやすくなりますね。

男性薬剤師の将来設計について知りたい方は、「男性薬剤師の将来はお先真っ暗？キャリアプランで明るい未来を手に入れる方法」をご覧ください。

第二新卒としての需要がある

2年目薬剤師は、『第二新卒としての需要』があります。

企業側の目線に立つと、2年目薬剤師がなぜ重宝されるかが分かります。

2年目薬剤師が重宝される理由は以下の３つです。

基本的な業務内容やビジネスマナーを教えなくていい

第二新卒の場合、企業は１からビジネスマナーを教える必要がありません。

また、研修期間も必要なく、教育コストをかけずにすみます。

企業側は、新卒で必要な教育コストがかからないので、第二新卒を採用するメリットがありますね。

若手としての伸びしろも期待できる

ビジネスマナーや教育コスト以外にも、第二新卒を採用するメリットはあります。

それは、若手としての伸びしろを期待することができる点です。

具体的には、新しいことへの適応力や、これから働いていく中で柔軟に物事を捉えることができる点です。

前職と比較し、会社で当たり前になっていることに疑問を持ち、業務を改善できるところは第二新卒の良さですね。

即戦力になる可能性がある

新卒採用は研修が長く、薬局薬剤師の中には、半年間研修をする会社もあります。

こういった長期の研修を経て現場配属になり、そこからさらにOJTなどで、少しずつ業務を学んでいくので、1人前として戦力になるまで時間がかかります。

企業側としては、できるだけはやく1人前になって欲しいのは当然ですよね。

その点、新卒と比べて第二新卒は、すでに基本は学んでいるので即戦力になりやすいので、採用される可能性が高いです。

薬剤師2年目で辞める時の注意点

薬剤師2年目で転職することは問題ないですが、もちろんリスクもあります。



しっかり理解して転職しましょうね。

具体的には以下の３つです。

基本的な業務内容やビジネスマナーがあると思われている

薬剤師2年目で転職する場合、少なくとも1年間は社会人として働いているため、基本的なビジネスマナーやスキルを期待されています。


場合によっては転職活動時に、高いレベルのスキルを求められることもあるでしょう。

現在の職場で十分な研修が受けられていない場合は、とくに注意が必要です。


面接時には曖昧な回答を避け、自分にできないことは素直に伝えるようにしましょう。

人間関係の転職は準備しないとリスクが高い

薬剤師2年目で転職する理由が、今の職場の人間関係だった場合、しっかり準備しないとリスクが高いです。

なぜなら転職で一番の不安要素は、入社した後の職場の雰囲気や人間関係だからです。

給料や通勤時間は、入社前に理解できますが、職場の雰囲気や人間関係はなかなか難しいですよね。

人間関係が原因の転職の場合は、薬剤師専門の転職エージェント「ファルマスタッフ」を活用することがオススメです。

ファルマスタッフのエージェントは、実際に足を運んで、職場を見に行くので、「どんな人が働いているか」、「雰囲気はどんな感じであるか」などを詳しく教えてくれます。

ファルマスタッフについて詳しく知りたい方は、「ファルマスタッフの評判や口コミは？　実際に利用した薬剤師だからわかる真実」をご覧ください。

転職を繰り返すと職歴で採用されにくくなる

薬剤師2年目の転職自体は特に問題はありません。

しかし、何度も転職を繰り返すことになると、職歴で今後採用されにくくなります。

実際、転職を繰り返すと、面接で転職の理由は聞かれることになります。

その時に納得できる理由ならいいのですが、そもそもそのようなリスクを負う必要はないですよね。

それでも転職を繰り返す必要があれば、今の職場を辞めるべきかを慎重に判断する必要があります。

今の職場を辞めるべきか判断したい方は、「薬剤師が転職をしない方がいいか判断する10の質問」を参考にしてください。

まとめ：薬剤師2年目の転職はエージェントをうまく活用しよう

いかがだったでしょうか。

今回は、薬剤師2年目で辞めた結果｜転職するか悩まなくていい３つの理由について解説しました。

もちろん、人それぞれ状況や立場など違います。

しかし、周りから言われる根拠のない「3年間は同じところで働くべき」という言葉に不安を感じて、転職の一歩を踏み出せない方の参考になれば嬉しいです。

私自身も、転職するべきかどうかはすごく悩みました。

その時に転職について色々学んだので、ノウハウや体験談も他の記事で紹介しているのでぜひお読みください。

１つ言えるのは、知っているだけだと何も変わりません。

ぜひ行動して、納得のいく転職をしてくださいね。


薬剤師転職のやり方を１から知りたい方は、「薬剤師の転職成功までの流れを7ステップで解説』を合わせて読んでみてください。

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人生右肩上がりにしていきましょう！またね！